箸にまつわるお約立ち情報や
お得な情報をお知らせします。
割り箸の商品名やパッケージに「アスペン」と書いてあるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
なかなか聞き慣れない言葉で、アスペンの割り箸にはどんな特徴があるのか気になりますよね。
本記事では、アスペンの割り箸の特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。
「アスペン」とは木の名前です。材質の特徴や、混同されやすい白樺との違いを解説します。
アスペンはヤナギ科の木で「ホワイトポプラ」や「白楊」ともいわれます。おもにカナダに自生する広葉樹です。
材質は白くて柔らかく、軽いのが特徴です。加工しやすいため、以下のようなさまざまな製品に使われています。
アスペンは、成長が早く安価なのも特徴の1つです。
白樺もアスペンと同様、安価で広く使われています。
白樺は樹液が多いため、木材にはやや不向きです。そのため倒木しても放置され、朽ち果てていくことも多かったのです。しかし、樹液を煮沸して取り除くことで、割り箸として有効活用されるようになりました。
コシが強く、割り箸に向いている材質です。
アスペン割り箸は、何といっても安価なのが大きなメリットです。大量に消費する方には助かるでしょう。
また、アスペンは色が白いため見た目に清潔感があり、使う場所を選ばないのも人気の理由です。
材質が軽いので、箸を持ったときに手に負担がかからないのも利点といえます。
アスペンはやわらかい材質です。割り箸として使う場合、割れやすいデメリットがあります。
また、割れる際に繊維が残りやすく、食べる際に口に入ってしまう可能性もあります。
しかし、品質管理がしっかりおこなわれている割り箸であれば、それほど気にする必要はありません。
アスペンが使われるケースが多い割り箸の種類を4つ紹介します。
それぞれの特徴を見てみましょう。
元禄箸は、割り箸の中でも安価で多く流通している種類です。箸の先端まで溝がつけられており、割れやすいのが特徴です。
2本それぞれ四方の角が落とされている形状で、断面が八角形になっています。その様子が元禄模様に見えることから名付けられました。
天(持ち手側)の角が斜めに削ぎ落とされているものを天削箸といいます。木目の美しさや香りをしっかり感じられるのが特徴です。上下を逆さにしなくてもいい形状であるため、おもてなしの場面や高級料亭などに使われています。
通常の天削箸には溝をつけていませんが、元禄箸のように割れ目に溝を付けているものを「元禄天削」といいます。
千利休が考案した「らんちゅう」を元に作られた箸とされています。真ん中が太く、両端が細い両口の形状です。片方を神様が使い、もう片方を人間が使って橋渡しすると言われており、ハレの日に使われることが多い割り箸です。
杉の木が使われるケースが多いですが、安価なアスペンを使った利久箸もあります。
なお「利久」の漢字を使うのは「利を休めるのはいけない」という考えからとされています。
祝箸は、両端が細く中間が太い丸箸です。中間の膨らみが俵を表しており、縁起がいいとされています。
神事や正月などに使われることが多い割り箸で、箸袋に入れるのが基本です。
折れにくく神聖な木とされる柳を使うことが多いですが、安価なアスペンが使われた割り箸もあります。祝箸は高価ですが、アスペンなら安価に入手できます。
アスペンの割り箸は安価で、大量に購入する方も多いでしょう。しかし、気になるのが割り箸の使用期限です。
割り箸には、明確な使用期限が設けられていません。保管状態にもよりますが、購入してから半年~1年以内には使い切りたいところです。
割り箸は木でできており、湿気を吸いやすくカビやすい性質です。また、虫がわいてしまうこともあります。
保管するときは風通しがよく、なるべく密閉されていない場所がいいでしょう。窓の近くやシンク下などの湿気が多い場所は避けるべきです。
なお、一度使った割り箸を洗って使うのもNG。水分を含むと雑菌が増えたりカビが発生しやすくなったりするためです。
割り箸を衛生的につかうためにも、正しい方法で使用・保管することが大切です。
アスペンの割り箸は白くて軽いので、どんな場面でも使いやすいでしょう。
安価で入手しやすいため、大量に使う方にぴったりの材質です。
形状により高級感を演出することもできるので、コストを抑えたい方はぜひアスペンの割り箸を選んでみてください。
神戸はしまんでは、アスペンのほかにもさまざまな材質の割り箸を取り扱っています。割り箸や箸袋に刻印することも可能です。気になる方は、電話またはメールにて気軽にお問い合わせください。