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国産の割り箸は環境に悪くない!使うメリットやおもな木の種類を紹介

「国産の割り箸」と聞くと、環境を破壊しているのでは?と考える方も多いのではないでしょうか。国産の割り箸にはどんな素材が使われているのかを知ることにより、イメージが変わるかもしれません。

今回は、国産の割り箸と環境の関連性や、おもに使われている木の種類について詳しく解説します。

国産の割り箸は環境に悪くない!

 

国産の割り箸は環境に悪いのでは?と考えている方も多いでしょう。ここでは、割り箸と環境について、以下3つの内容を解説します。

  1. 割り箸はもともと資源の有効活用のために生まれた
  2. 割り箸には間伐材が使われている
  3. 間伐材の利用はSDGSにも有効

 

それぞれ詳しく見てみましょう。

割り箸はもともと資源の有効活用のために生まれた

現在使われている木製の割り箸は、明治時代に樽の材料として使っていたスギの木の端材を有効活用するために生まれました。(参考:「お箸のはなし(農林水産省)」)

近年、スギの木はおもに建築用として使われていますが、余った端材や間伐材で割り箸が作られています。

なお、日本の木材の消費量のうち、割り箸が占める割合は1%にも満たないと言われています。割り箸を作ることは、資源を破壊するわけではないことがわかります。

割り箸には間伐材が使われている

割り箸は、森林破壊の元凶ではありません。割り箸に使われるのは「間伐材」や「端材」です。

日本の森林の中でも約40%を占める人工林は、そのままにしておくと伸びすぎてしまいます。地面まで日差しが当たらないと下草が枯れてしまい、栄養が木に十分行き渡らないため丈夫に育ちません。

根が腐ると雨が降ったときに水を貯められず、土砂崩れや倒木の原因になるリスクも。そのため、密集した林の一部を間伐して、木が丈夫に育つ環境を作る必要があるのです。

しかし、間伐や輸送には多くの費用がかかるため、切られた木はそのまま山に放置されるケースも。そこで、放置されてしまった間伐材の有効活用が注目されています。

また、建築材として切り取った端材も割り箸に有効活用されています。割り箸は、使い道が限られている木を有効活用していると言えるでしょう。

間伐材の利用はSDGsにも有効

間伐は、森林の維持や繁栄に必要なものです。しかし、林業に携わる人の高齢化や人材不足、資金不足などにより、適切に間伐が行われていない人工林も数多くあります。

国産材や間伐材を積極的に利用することで、林業が活発化して森林の衰退を防ぐことにつながります。

森林資源を有効活用することは、SDGsの貢献にもつながるはずです。

国産の割り箸を使うメリット

 

国産の割り箸の割合は、全体の1%程度と言われています。日本で流通している多くの割り箸が海外産です。

あえて国産の割り箸を使うメリットはどこにあるのか、以下3つが挙げられます。

  • 環境にやさしい:国産の割り箸は間伐材や端材が使われている。なかなか使い道がない資材を使っているため、環境を壊すことはない
  • 安全性が高い:品質管理がしっかりしており、防腐剤や防カビ剤の使用に関しては厳しく監視している
  • 使いやすい:国産の割り箸は使いやすさを重視して作られているものが多い。日本人の手に馴染みやすい

 

価格の安さを重視するなら海外産ですが、品質の高さや安全性を考えるなら国産の割り箸がおすすめです。

国産の割り箸に使われている木の種類

 

国産の割り箸に使われているおもな木の種類を7つ紹介します。

  1. ひのき
  2. アスペン
  3. 白樺
  4. エゾマツ

 

それぞれの特徴を解説します。

1.杉

杉は高さ50m以上にもなる寿命の長い木です。割裂性に優れており、割り箸に向いています。

明治・大正時代には、吉野杉で酒樽が作られていました。そのときにできた端材で割り箸を作ったのが「吉野割箸」であり、世間に広まったとされています。

杉には安らぎを感じられる香りがあり、料理を引き立ててくれます。

2.ひのき

ひのきは高さ30~40mほどで、多くが植林です。

香りには抗菌・消臭効果、そして精神を安定させる特徴があります。

耐久性や割裂性にも優れており、割り箸に適しています。ひのきの割り箸は上品な香りと光沢を感じられるでしょう。

3.アスペン

アスペンは白楊(はくよう)ともいいます。成長が早い広葉樹で、カナダや中国がおもな原産国です。

白くて柔らかく、割り箸だけでなくティッシュペーパーの材料としても使われています。アスペンの割り箸は安価なので、多くの場面で使われています。

4.白樺

白樺は中国やカナダが原産国です。樹液が多いため、木材として利用する場面はあまりありません。しかし、樹液を煮沸して取り除くことで、割り箸に有効活用されています。

白く強度があるので、割り箸の原材料に向いています。

5.柳

柳の木は落葉樹で、山野に自生しています。丈夫でしなやかな柳の割り箸は、折れにくいためお祝いの場で「祝箸」として多く使われています。箸を折ることは縁起が悪いとされているからです。

柳の木は、邪気を払う神聖な木とされているのも祝箸に適している理由の1つです。

6.エゾマツ

エゾマツは常緑針葉樹の高木で、高さ40mほどに成長します。おもに北海道以北の山野に自生しています。

エゾマツは、樹脂が少なく繊維が長いのが特徴です。建築材や家具、製紙などさまざまな用途に使われています。木目がまっすぐで、強度が強く割裂性に優れており、割り箸にも適しています。

7.竹

竹は成長が早く、肥料や手入れをしなくても育つのが特徴です。木は成長するまでに50年ほどかかりますが、竹は約3年で成竹になります。

安定した供給が可能なので、割り箸の素材として注目されています。竹の割り箸は強度があり割れにくいので、多くの場面で活用できるでしょう。

まとめ

国産の割り箸は、間伐材や端材などを使っているケースがほとんどであり、決して環境に悪いわけではありません。

安全性や品質の高さを求めるなら、国産の割り箸がおすすめです。

神戸はしまんは「木づかいニッポン」の認定業者であり、林業や日本森林を守っています。高品質な国産の割り箸を多数取り扱っていますので、商品について気になることがあれば気軽にお問い合わせください。

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