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吉野杉の割り箸の3つの特徴とは?割り箸の種類やよくある疑問も紹介

吉野杉は、奈良県の吉野川がおもな生産地の杉の木です。吉野杉は、割り箸にもよく使われています。

割り箸は輸入が多いですが、国産の吉野杉を使うメリットはどこにあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。また、吉野杉を割り箸に使うことは環境に悪くないのかも気になりますよね。

今回は、吉野杉の割り箸の特徴を詳しく解説します。

吉野杉はどんな木?

吉野杉は奈良県の吉野が産地の杉で、秋田杉、木曽桧とともに日本三大美林の1つです。節がなく年輪が均一で細かいため、建築資材としてよく使われています。

吉野杉は水が漏れにくいことから、酒樽として重宝されてきました。その端材を使って作られたのが、吉野杉の割り箸の発祥といわれています。

杉の木には「フィトンチッド」といわれる抗菌力があり、なかでも日本の杉の木には抗菌力や防カビ効果が高いとされています。薬品を使わなくてもカビや腐食が発生しにくく、割り箸にも最適です。

吉野杉の割り箸の3つの特徴

吉野杉を使った割り箸の特徴を3つ紹介します。

  1. 強度がありきれいに割れる
  2. よい香りがする
  3. 間伐材が使われている

 

それぞれ詳しく解説します。

1.強度がありきれいに割れる

吉野杉は、木目が細かくて節が少ないため、割り箸にするときれいに割れるのが特徴です。強度が高いため、酒樽や建築材としてもよく使われています。

吉野杉を使った割り箸は、折れにくくきれいに割れる性質を持っています。

2.よい香りがする

杉の木には、日本人にはなじみのある独特の香りを持っています。鎮静作用がはたらき、リラックス効果も。

また香りに含まれる「フィトンチッド」という成分には、防臭・消臭効果があるといわれています。また、防腐・殺菌効果もあるため、割り箸に加工する際に薬品を使う必要がありません。

3.間伐材が使われている

吉野杉の割り箸を作るからといって、そのために木を伐採しているわけではありません。間伐材や建築資材の余った部分で割り箸を作っていることがほとんどです。

間伐とは、森林に生い茂る木の一部を伐採して木の成長を促すことです。木が生えすぎてしまうと太陽光が地表に届かず十分な成長が見込めません。

間伐は山を維持するために必要なものです。その過程で切られた木(間伐材)を有効活用して割り箸に加工しているため、環境破壊につながることはありません。

吉野杉の割り箸の種類

吉野杉を使った割り箸には、いくつかの種類があります。ここでは、4つの種類を紹介します。

  1. 天削(てんそげ)
  2. 卵中(らんちゅう)
  3. 利久(りきゅう)
  4. 元禄(げんろく)

 

割り箸は形状により特徴が異なるので、ぜひチェックしてみてください。

1.天削(てんそげ)

天削は、上部(天井部)が斜めにカットされていて、杉の木目が美しく見える形状です。上下を逆さにして使うことがなく、割り箸としては高級な種類の1つです。

奈良県の吉野地方で考案されたとされており、吉野杉を使った割り箸は特に柾目がきれいに見えます。また香りもよく、ホテルや高級料亭でもよく使われています。

2.卵中(らんちゅう)

卵中は1本ずつ分かれていて、割らずに使える箸です。両端が細く中央が太い形状で、千利休が考案したといわれています。

千利休は、お客を招く際に杉材を小刀で削って食べやすい箸を作っていたそうです。おもてなしやお祝いの席でよく使われる割り箸です。

3.利久(りきゅう)

利久は、中央が太く両端を細くした箸で割れ目に溝をつけた形状です。千利休が考案した卵中をもとにして作られたことから利久(りきゅう)と名付けられたとされています。

二本の箸がくっついていることから「夫婦利久」と呼ばれることもあります。

4.元禄(げんろく)

元禄箸は日本に多く流通している、安価なタイプの割り箸です。中央に溝をつけて、箸の四つ角を切り落とした形状です。

元禄時代、江戸幕府が財政を立て直すために金の含有量を減らして改悪した貨幣を「元禄小判」といいました。割り箸も四つ角を落として木の分量を減らしたことから元禄箸と呼ばれたとされています。

吉野杉の割り箸のよくある疑問と答え

吉野杉の割り箸にかんする2つの疑問と、その答えを紹介します。

  1. Q1:吉野杉の割り箸は環境に悪くない?
  2. Q2:花粉症やアレルギーでも使える?

 

それぞれ見てみましょう。

Q1:吉野杉の割り箸は環境に悪くない?

吉野杉の割り箸は、間伐材を使っています。間伐とは、樹木が密集しすぎてお互いに成長を妨げないように、適度に伐採することです。

間伐することで太陽の光が林内に差し込むため、根や幹がしっかり成長します。また、土壌保全機能も高まり災害に強くなるメリットがあります。

しかし、間伐したあとの樹木はなかなか有効活用できていないのが現状です。間伐材を放置することにより、土砂災害のリスクが高まる可能性もあります。

そこで、間伐材を有効活用するために作られる製品の1つが割り箸です。吉野杉の割り箸は、その都度伐採しているのではなく放置されてしまう木を有効活用しているのです。

Q2:花粉症やアレルギーでも使える?

杉の花粉に対するアレルギーは、木材に対するものではありません。基本的には割り箸を使えます。

ただし、重度のアレルギーの場合は触れるだけで症状が出る可能性もあります。心配な方は医師に相談するのがよいでしょう。

まとめ

吉野杉の割り箸は、香りがよく柾目がきれいな割り箸です。強度も高く、お祝いの席でもよく使われています。

割り箸を作るために木を伐採しているのではなく、間伐材や建築材の余った部分を使うことがほとんどです。環境に悪いものではありません。

ぜひ国産の吉野杉が使われた割り箸を使って、ワンランク上の食事を楽しんでみてください。

神戸はしまんでは、国産の杉を使った割り箸をはじめ多数のラインナップを取り揃えています。多数の商品を取り扱っているので「こんな箸が欲しい」「こんな資材を探している」という方は、気軽にお問い合わせください。

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